以前、東日本大震災で新聞社のページビュー(PV)が急上昇したとお伝えしましたが、一方で私たちが運営するプレスリリース配信のPR TIMESのPVは震災直後瞬間的に半減しました。PR TIMESは、そのような環境下でも、3月の月間PVが、前年同月比で2.7倍に成長しました。
[お知らせ] 2011年3月の月間PVが前期比で270.7%を達成しました。本当に多謝です!http://prtimes.jp/
成長要因は至って単純です。ひとつが、ご利用企業が増加したことです。そして、もうひとつが、閲覧者層が拡大したことです。ご利用企業の皆様には本当に感謝するとともに、ここでは読者層の拡大について話したいと思います。
プレスリリースは誰のため?
PR TIMESのコンテンツは、プレスリリースです。その名の通り、メディアの方のためのコンテンツであるために、PR TIMESのメイン閲覧者はメディア関係者でしたが、ここ1年でメディア関係者以外の閲覧者(ここでは「生活者」と単純化)が増加したと感じております。具体的には、生活者から、PR TIMESに掲載されている企業の製品に関するお問い合わせをお電話で受ける機会が日に日に増加しています。実は、毎日数件もお電話を頂いています。もちろん、生活者が関心の高いご利用企業が増えたこと、情報価値の高いプレスリリースを多く配信してくださったこと、要するにコンテンツの質と量の高まりが基本的な要因ではありますが、日本でのTwitterの普及もPR TIMESのPVの成長要因だと考えております。例えば、こちらのリリースは、脳科学者の茂木健一郎さんがリツイートしたことも起因して、TechCrunchと同等以上にリツイートを集めました。
リツイートされやすいタイトル
著名人にリツイートされると、プレスリリースでも数多くの閲覧者を一気に集めますが、米プレスリリース配信のPR Newswireが、Crowd Factoryで解析したデータよると、プレスリリースがリツイートされると平均6ユーザーがサイトを訪れるそうです。アメリカのPR会社は「ツイートのしやすさ」を念頭にプレスリリースのタイトルを考える必要があるなんて言い始めています。笑い話のようなホントの話ですが、そのPR会社によるリツイートされやすいのタイトルのキーポイントは、この4点です。- タイトル、URLなど含めて、1ツイートに収まる長さにする
- 会社名や製品名を先頭にする
- 検索されるような関連性のあるキーワードを含める
- タイトルだけを見てリツイートしたくなるくらいパンチを効かせる
正直、これでリツイートされるか疑問です。3はイイと思いますが、4は最低だと思います。